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・もうそろそろ秋、そんな訳で7月〜9月によく聴いていたアルバムの中から10枚紹介。意外とHiphopの新譜が多めの期間となりました。
・夏なのにウェッサイ分が足りねぇ!!、と西のKanye WestことFingazzの"The Late
Night Hype"(2007年、日本のみのリリース)で補給。"誰それ?"という方もRoscoeの"I Luv Cali (In The
Summertime)"作った人、と言えばピンと来るかも。今回のアルバムは他者へのプロデュース曲等を1枚に集めた入門者向けの作品集。ヴォコーダーを駆使したこれぞG-Funk、と言ったものからストリングスで哀愁を漂わすダウナー系チューン、極甘のユルユルメロウまで西のメロディアスさをたっぷりと味わえます。自分的には捨て曲無し。

・もう一丁西から、DTTXの"Stuck N' Da Game"(2007年リリース)。ご存知(?)Lighter
Shade Of
Brownの片割れの人です。もうすっかりジャケが近所のオッサンと化してますが、ちゃんとドロドロ系から戦闘系、チルにメロウに哀愁と西のツボを押さえた作りです。8曲目"I
Like It"はタイトル通りの元ネタまんま使い、この点でも期待を裏切りませんな。

・今年2007年にリリースされたBone Thugs-N-Harmonyの"Strength and
Loyalty"、Bizzy脱退にもめげませんでした。ゲスト多数とかSwizzがプロデュースするとか嫌な予感がする噂ばかりが先行していたこの一枚ですが、Akon客演の先行シングル"I Tried"で"お?"と思わせ、MariahとBow Wowを迎えた"Lil
Love"で一安心(Bow WowのRapは余計ですが)。心配したSwizzもあまりでしゃばることはなく、TwistaやThe
Game、William等のゲストMCを迎えた曲も問題無し。何より期待以上の高速ラップが程よくハード、程よくメロディアスなトラックの上で伸び伸びと繰り広げられていて嬉しい限り。いやいや、ちょっとこれ名作じゃないですか。

・危うく過去の人となりかけていたKeith Murrayさん、E.サーモン御大をバックに、Def
Squadの面々を従えての堂々カムバックです。そんな訳で2007年夏リリースの"Rap-Murr-Phobia"。TyreseとJuniorを迎えた先行シングルの夏チューン"Nobody Do
It Better"が抜群の気持ちよさ。またルーツ・レゲエの乾いた音が印象深い"Hustle
On"も良作。ただアルバム全体としては賛否が分かれそうな印象。"昔ながらのKeith
Murray"を好む人には安定したラップスタイルが受け入れられそうな一方、"進化したKeith Murray
Ver.2007"を期待した人には肩透かしとなってしまいそうです。なんせホントに全っ然変わってないんですよ、この人。

・HiphopからJazzへ。以前"夏はやっぱコレ"と渋谷Fellowの藤井氏に教えてもらった1975年作の"Montara" by
Bobby Hutcherson。涼しげなヴァイブラフォンの音で奏でられるLatin
Jazzの響き。たしかに暑い時にぴったりです。スチャダラパーがアルバムタイトル曲を"サマージャム
'95"で使ったのも納得。それ以外でも色々な所でサンプリングされている(一番最近だとPrecise Heroの"Upswing
Social")のを聴くので、ネタ元としても人気の高い一枚な模様。最後の曲"Oye Como Va"はSantanaのヴァージョンで有名なアレです。確か大元はTito Puente。youtubeにそのTito
Puente版のライヴ映像があってビックリ。

・ブラジリアンポップスの奇才と言われるJoao Donatoの初ヴォーカルアルバム"Quem E
Quem"、リリースは1973年。本人としてはあまり歌いたがっていなかったのを、プロデューサーのM.ヴァレイが強引にマイクに向かわせたところ大当たり、な一枚だそうです。全編に漂う爽やかなグルーヴ感が非常に心地よく、J.ドナート本人の愛嬌のある、どこか抜けたヴォーカルも良くマッチしています。歌そのものはあまり上手くはないのに、なんでこんなに魅力的なんでしょうか、本当に不思議。

・ここ最近のへヴィーローテーションとなっている一枚。新宿パークタワー上階のラグジュアリーホテル"パークハイアット東京"をテーマにしたラウンジ系コンピレーションアルバム、"Park Hyatt Tokyo
Air Flow"。リリースは2004年、MixはフランスのDJ、Djamel
Hammandiという人だそうです。とにかくネットで最初に"(Tapping) The Source - Moonage Day Dreamix
(Swingest Remix)" by Cocosuma & Hen h
kaを聴いた瞬間から大ハマリ。即アルバム購入となりました。落ち着きのあるしっとりとしたブレイクビーツ、緩やかな女性ヴォーカルが"都会的な心地よさ"をもたらしてくれます。これらDown
Tempoモノ以外にもJazz、Soul、Funk等、多少毛色が違った楽曲も収録され、どれも雰囲気良くまとまっています。面白かったのがAlan Moorhouseによる"Expo in
Tokyo"。音が完全に大人向け"Funkyウーロン茶"状態のChina
Funkで、"欧米人の日本観=中国といろいろ混じってしまってる"を垣間見ることが出来ます。

・視線の先は日本へ。と言うことでChappieの"New Chappie"(1999年リリース)。要はGroovisionsなるデザイナーグループが生み出したキャラクターをテーマに、井上陽水、草野マサムネ、小西康陽、細野晴臣ら様々なミュージシャンが結集してChappie名義のアルバムを作ってみたモノな模様。そんな背景はよく知りませんが、こちらも偶然聴いた"Welcoming
Morning"(作詞曲はpal@pop)で一発KO。キャッチーなトラック、どことなくSavage Gardenの"I Want
You"を連想させるラップなんだかメロディなんだかなヴァース、川本真琴の"ダイスキ ダイスキ
ダイスキ…"と言う電波なコーラス、全てがツボです。ちなみにヴォーカルはどの曲でも非公開で、当時その正体に関して様々な憶測が飛び交っていたそうな。自分には10曲目が森高千里だと言うこと以外わかりませんでした。
・YMCKという印刷業界チックな名前のチップチューン・バンドによる1st、"ファミリーミュージック"(メジャーリリースは2004年)。百読は一聴にしかず、"Magical
8bit
Tour"でお分かりの通り、ファミコンサウンドまんまのPopsです。8ビットな音へのノスタルジー(実際、ファミコンで聞き覚えのあるSEやBGMの欠片がちりばめられていたり)、Pop
Musicとしての可愛らしさ、そしてどことなく漂うJazzyな空気(どことなくどころかイントロでコルトレーンのサックスを再現し、あまつさえコルトレーンチェンジまでしてしまう"コルトレーンは回転木馬の夢を見るか"なんて楽曲も収録)、様々な魅力を内包した一枚也。彼らは海外でも人気がある模様で、改めて"ファミっ子"が世界中に存在することの凄さを意識させられます。恐るべしNintendo。

・"NEON GENESIS EVANGELION
[DECADE]"、2005年にリリースされたヴォーカルベスト盤です。リアルタイムでハマッた当時は正にエヴァに搭乗できる年齢だったのに、気付けばそろそろ加持さんの背中が見えるようになってしまいましたなぁ。日本で公開されている新劇場版の出来はいかがなものなんでしょうか、気になります。この盤では10th
Anniversary Versionと銘打たれたビッグバンド的アレンジの"残酷な天使のテーゼ"、かなり落ち着いた曲調の"魂のルフラン
New Version"、それと林原めぐみvo.の新曲"天国の記憶"が収録されています。さすが商売上手だキングレコード。

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