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・大晦日。特にすることも無く、自分の印象に残った10大ニュースでも…と、考えたものの"北朝鮮大活躍"位しか社会ネタが思い出せず、"バルサ欧州制覇"だの、"スキャンダルのドサクサでインテルスクデット獲得&マテ兄貴が日本一有名なインテルの選手に"だの、"Proof死去"だの、"JB死去"だの、スポーツ&音楽に偏るのが目に見えてるので中止。
・代わりに今年印象に残ったアルバムの内、このblogで触れていなかったものを10枚リストアップしてみることに。自分が今年になって初めて聴いたアルバム、と言う基準なので2006年以前にリリースされたものも混ざっています。
・まずは、そこかしこで話題になった"Timeless" by Sergio Mendes。Will I
Am(Black Eyed Peas)がセルメンを解釈しなおし、そこに豪華ゲストを呼びまくってみた一作。好きだったのはQ-Tip参加の"The
Frog"と、Mr.Vegas参加の"Bananeira"。ちなみにコアなブラジル音楽ファンは大概セルメン嫌いなようで、その手のイヴェントを訪れた際このアルバムの曲がかかるとフロアからサーっと人が引くのを目撃。
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・ライヴ同様に音源も凄まじかった"ならば、意味から解放された響きは『音』の世界の深遠を語る。" by
te'、リリースは2005年。インストロックというジャンルすら知らなかった自分にいきなり新しい世界を見せ付けた一枚。激しい音触感と美しいメロディのバランスが素晴らしく、どこか禅の精神のようなものを感じ取れます。煩いだけのロックはダメですが、こういうのは好み。お気に入りは"沈黙中の表情にこそ、言葉選びに勝る本当の『雄弁』が存在する。"
 (画像クリックで…以下略)
・"独特の世界観を持つミュージシャン"という言葉がぴったりな小島麻由美。ゴージャス感たっぷりの50年代のアメリカンポップスをベースに、昭和歌謡やらなんやらをごちゃ混ぜにし、"天然"と言う言葉の限界に挑んでいるようなパーソナリティで昇華させた音はまさにツボ。ラジオ番組で最初に彼女の"トルコ・コーヒー"を聴いた時の衝撃といったら、もう。とりあえず今年リリースの"スウィンギン・キャラバン"をここにあげておきますが、その一作前の"愛のポルターガイスト"もお気に入り。

・"それは音楽じゃないだろ"と突っ込みを受けそうな気もしますが(いや、立派な音楽です)、印象に残ってしまったものは仕方が無い"成田新東京国際空港〜Romantic
Atomospheres〜" by FOA
Records。リリースは2002年。空港出発ロビー内の環境音("ピンポンパンポーン、トルコ航空595便バンコク経由イスタンブール行きのお客様は〜"みたいなの)を中心に、少しだけ管制無線などがが収められており、なんだか空港に居る気分になれます。実は成田空港開港の瞬間に行われた管制塔の最初の交信や、今は無きパンアメリカン航空の出発アナウンスが収録されていたりと、資料的価値もあったりする一枚です。Brian
Eno先生の"Music for Airports"と同時に再生させたら最強なのかも。

・"Rhyme & Blues" by
Ozrosaurus。Macchoが交通事故で瀕死の重傷を負ったり、DJ
Tomoが脱退して実質Macchoのソロプロジェクトとなったりと色々あった上でのリリースだった模様。トータルプロデュースは日本一の西モノトラックメイカーPMX、おかげでウェッサイ感をたっぷり堪能できます。しかし、多様な音を聴かせてくれた"Ozrosaurus"が西に偏りまくっているのは少々勿体無い気も。1st
"Rollin' 045"位だと嬉しかったです。。あと、"Dear My
Son"内の歌詞"好きな女は今何人いる?"は息子に訊ねるようなことなのか、それは多ければ多い程いいのか、謎。面白かったから良いのですが。全体的にカッコイイんだけど、バランスの悪さがちょっと惜しい一枚。

・DCPR…じゃなかった、DPGCの再結成作"Cali Iz
Active"。"仲たがいもしたけれどやっぱりお前が一番だ、相棒"的にDazとKuruptが和解したと思ったら、Snoopまで加わってしまい、あっという間にリリース決定となった一枚です。アルバムタイトル曲"Cali Iz
Active"のVideoに出てくる面々も凄いことに。WCとQuikの和やかなWalk対決には意義深いものを感じます。ただアルバム全体に目を向けると、Dazのプロデュース曲は皆無、さらに流行りに乗った残念なトラックもチラホラといった按配。その中ではSoopafly制作の"Thrown
Up Da C"が気持ち良く光っています。フットワーク軽いのはいいんですが、もう少し練りこんで欲しかったなぁ。

・手を叩いて"コレはヒドイ(笑)"と喜んでしまうくらい(しかも今時「(笑)」マークを使うくらい)スバらしかった"California
Dreamin'" by
Mr.Creeps。2004年のリリース。ユルめのラップに女性コーラスやトークボックスを多用する典型的なChicanoモノです。従ってメロウな曲が多く、さらに"We
Ride"のようにとても何処かで聴いたようなトラック…というか他のラッパーのトラックモロ使いなのも紛れ込んでいて完璧な仕上がりとなっておりました。ちなみに彼は次作"The Paper Chase"でYoung Creepsと改名、若返ってどうする(笑)。
 (amazonにジャケ写が無いのでHMVへ)
・Chicano
Rap界の重鎮とトークボックスの重鎮が手を組んだ結果、"やりすぎっ、やりすぎっ(笑)"となってしまうくらいカッコイイことになった"Ol' Skool
Music Vol.1" by Mr.Capone-E &
ZAPP。2005年リリースです。メロメロでブリブリで、完全に趣味の世界でした。翌年リリースの"Ol' Skool Music
Vol.2"もおなじくらい強力。ただ、続けて聴いているとどれがどの曲だかわからなくなってしまうという致命的欠陥が(笑)。ジャケが山田マンに見えるとか言わないように。

・Jazzリスナーにも、そうではない人にも物凄い訴求力を持っているのではないか、と思われる"Cure Jazz"
by UA×菊地成孔。1曲目の"Born To Be Blue"からして圧倒的なクオリティにヤられました。また、映画"10 Minutes
Older"イメージアルバムで菊地氏が演奏していたヴァージョン(1フレーズごとに物凄い間がある)を髣髴とさせる3曲目"Over The
Rainbow"もお気に入りです。アルバム半数を占めるオリジナル曲の中では"溜息的泡"がかなり好み。イントネーション次第で意味が全く変わってしまう中国語で歌う為、メロディーに物凄い制限がかかって作曲に頭を悩ませたそうな。また、"Hymn
of
Lambarene"では荘厳なオルガンとパーカッションの組み合わせにうっとり。ただただ聴き入るのみです。このアルバムに関しては、果たしてどれくらいのセールスがあったのか興味有。

・最後は、2001年リリースのPort of Notes 2ndアルバム、"Duet With Birds"。端整なハイグレードポップミュージック、とでも表現しましょうか。その中でも13曲目"サンポニイコウ
(陽だまりの赤トラ)"に大ハマリ。ゆったりとした畠山美由紀のヴォーカルから猫に対する愛情が深々と伝わってきて、そのあまりに優しい響きに普段あまり音楽に癒しを求めない自分でも思わず浸ってしまいます。何度聴いても消耗しないアルバム。

・以上、10枚揃えてみました。チョイチョイ、と軽く書いてみようと思って始めたのに、結局3時間位かかってしまう罠。でも楽しかったので満足なり。
・そんな訳で今年も後数時間、ちゃんと年越しそばは食べます。皆々様、よいお年を。
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